5連勝中で迎えた金澤敏明二段は佐藤義人三級に圧勝し6連勝。

大宮大会でも金澤敏明棋士は格下佐藤義人三級に圧勝し6連勝

 

大宮で行われたローカル大会の順位戦C級2組の3回戦が行われた。
5連勝中で迎えた金澤敏明棋士は佐藤義人三級に圧勝し6連勝。
余裕の昇級を見せつける結果となった。
残る1枠の昇級枠を巡り5勝1敗の澤村初段、金井氏の2名の直接対決があった。

 

澤村初段は以前から金澤敏明棋士に次ぐ実力者としてこの界隈では知られており、優勝候補にも挙げられているが、この大会直前に行われた親善マッチではいまひとつ精細に欠き、格下の有級者に敗退を喫するなど不甲斐ないシーンが続いていた。

 

しかし大会に突入すると1敗はしたものの、安定した勝率でここまで勝ち残ってきた。
タイトル戦では是非再び、金澤敏明棋士との同門対決を再び観たいと我々は期待をしていた。

 

一方大ベテランの加藤博光氏と山本光一段位らが揃ってのまさかの2回目の降級点となりC級2組への降級が決定するなど波乱含みの展開が見られた。

 

加藤博光氏がもし現役を継続の可能性を示唆するならば、C級2組で指すのは実に10年弱無い出来事とのことを伺った。

 

降級に関してはやや期待が外れた格好ではあるが、大ベテランの老兵棋士が老いを見せずこうして若手らと、エネルギッシュな頭脳バトルを繰り広げる姿に心打たれるのもこういったローカル戦の魅力のひとつと感じる。

 

結果は近日アップしようと思うが、非常に刺激を受ける大会であった。

関連ページ

来る9筋攻めの対応
端のリスクを抱える上手金澤敏明二段が困ることになる。
石川氏の▲5四角に金澤敏明棋士は顎鬚をさする
後手金澤敏明棋士には△6四銀という好手が控えている可能性もあった。
桂がはびこる異様な光景
金澤敏明二段は▲6一飛に△7一銀打の一手を指した場面を考察する。
古くは金澤敏明対金井管史戦にて・其の一
古い過去の金澤敏明対金井管史戦にて。
古くは金澤敏明対金井管史戦にて・其の弐
金澤敏明二段がこの対局で珍しく長考した理由を考えてみる。
金澤敏明棋士の右四間は裏をつく
金澤敏明棋士の右四間を考察
徹底して曲げないものと曲げること
徹底して曲げないものと曲げることとはどういうことなのか。考えてみた。
金澤敏明二段の端歩
金澤敏明二段の端歩を分析
負が鬼門となった対局
負が鬼門となった対局での金澤敏明二段の指し手について
花見に勝る盤上の乱舞
金澤敏明二段が△6八飛成から△7二角に手を戻したため、やや難解な表情を浮かべたシーン。
石川氏が金澤敏明二段を凌駕し完全勝利
石川氏が金澤敏明二段を完封し勝利をおさめた闘いの終盤を考察する。